約 1,709,652 件
https://w.atwiki.jp/chaos-tcg/pages/520.html
黒猫と「紅瀬 桐葉」 読み:くろねこと「くぜ きりは」 カテゴリー:Chara/女性 作品:FORTUNE ARTERIAL 属性:闇 ATK:7(-) DEF:7(+1) 【登場】〔自分の【表】のキャラ1体を控え室に置く〕 [自動]このキャラが『貫通』を持つキャラとバトルする場合、ターン終了時まで、このキャラは攻撃力と耐久力が3上昇する。 ずいぶん懐いているんだな illust:オーガスト PR-041 「オーガスト」トライアル大会にて配布されるプロモカード。
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/2613.html
SB/075 C 妖精ケット・シー リンリン/賢者の黒猫 女性 パートナー “シャイニング・フォース” リンリン/賢者の黒猫 女性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 4500 【目を覚ましたようね。安心したわ……】《ココロ》《動物》 【スパーク】【自】 あなたのリタイヤが相手より多いなら、あなたは自分の手札の、名前に“リンリン”を含むカードか《格闘》を1枚まで選び、このカードと入れ替える。 作品 『シャイニング・ブレイド』 関連項目 “シャイニング・フォース” リンリン/賢者の黒猫 《ココロ》 《動物》 『シャイニング・ブレイド』 作品名に“シャイニング”を含むカード
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/662.html
休日の五更家 日向「ねぇねぇ ルリ姉って 高坂くんのどういう所を好きになったの?」 黒猫「そうねぇ。愚図でドジでノロマで察しが悪くて・・」 日向「?」 黒猫「スケベで怠惰でクズで・・・」 日向「いや ルリ姉それって全部マイナス要素だから」 黒猫「でも 妙に優しくて 一生懸命で・・・」 日向「はぁん・・・なるほど・・そうあかぁ」 納得する日向 黒猫「そして 格好いい」 日向「はい!?」 黒猫「初対面の時、無気力な表情には苛立ったけど容姿には なんとなく惹かれたわ」 日向「・・・」 黒猫「貴方にも見せてあげるわ。」 その後、京介とのコスプレ写真をさんざん自慢された日向 日向『いや ルリ姉、人の好みはそれぞれだけど・・・ よかったね イケメンの彼氏ができて』 自分は真っ当 いや大衆よりの審美眼を持ちたいと 思う日向であった。
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/91.html
千葉駅周辺の某ゲーセン内 黒猫「最近のプリクラというものは随分進化しているのね」 桐乃「技術の進歩ってすごいよねー、こんな風に文字を……っと」 黒猫「な、名前は構わないのだけれど……そのハートマークはなんなのかしら」 桐乃「気にしない気にしないwwほい、邪気眼に厨二病っと!」 黒猫「不慣れだからといって莫迦にしないで頂戴」 桐乃「人間風情がwwwチバの堕天聖乙www」 黒猫「くっ……それなら、これはどうかしら?」 桐乃「ちょ、ちょっと!?勝手な事書いてんじゃないわよ!」 黒猫「あら、本当のことなのだから構わないでしょう?お兄ちゃん大好きなブラコン妹さん?」 桐乃「あーもう修正修正……って、もう時間ないじゃん!ほらポーズ取ってポーズ!」 黒猫「ポ、ポーズと言われても……」 桐乃「そんなのピースでいいから!ほら笑って笑って!」 黒猫「っ!」 カシャッ ワイワイガヤガヤ 沙織「お二人とも楽しそうで何よりですが……拙者も入りたかったでござる……」 沙織「いくらなんでも普通に立って顔が見切れてしまうとは思わなかったでござるよ……」
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/800.html
『五更姉妹を無人島へ閉じ込めてみた』 ざぱーん 黒猫「ん…うーん」 ざぱーん 黒猫「ここ…は?」 確か私は沙織の企画で京介と桐乃と沙織、それに妹達まで一緒に船旅をしていたはずよね? そうだわ、嵐に巻き込まれて船が沈没してそれで――― 日向「うーん」 珠希「むにゃむにゃ」 声に気づき周りを見回すと日向と珠希が倒れていた、どうやらまだ息はあるようだ 私は二人が無事な事に少しだけ安堵した、取り敢えず二人を起こさないと 黒猫「日向、日向、起きて頂戴」 日向は体を激しく揺すられても起きる気配がない 日向「うーん、もう食べられないよ~」 黒猫「またベタ夢を見ているわね…」 私は幸せそうな顔で眠っている日向に拳骨制裁を喰らわせる、 小気味の良い音が立ち、日向が飛び起きた 日向「ぴぎぃ!!」 黒猫「あら、おはよう、お寝坊さんね」 日向が恨みがましそうな顔で何か言っているようだったが私は構わず珠希の元へ向かい体を揺する 黒猫「珠希、珠希、起きて頂戴」 呼び掛けながら少し体を揺すってやると珠希が薄っすらと目を開けた 珠希「むにゃむにゃ 姉さま?」 黒猫「おはよう、珠希」 珠希「おはようございまふ~」 珠希が目を覚ましたのを確認した私の元へ日向が慌てたように走ってくる 日向「ルリ姉! ここどこなの!? あたし達船の中に居たんじゃなかったけ!?」 黒猫「嵐が来て船が沈んでしまったの、私達は運良くこの海岸に流れ着いたようね」 私は勤めて冷静になる様に振る舞い、恐慌状態に陥りかけている日向を宥めた 今、この二人が頼りに出来るは私だけ、私が二人を守らなくてはいけないんだわ、 海岸を見ると船の破片などが打ち上げられていた、どうやらこれのおかげで助かった様ね 破片以外にも色々な物が流れ着いているわね、使えそうなものはあるかしら? 珠希「姉さま、これからどうするんですか?」 黒猫「取り敢えず流れ着いた物の中に使える者が無いか確認してから周囲の様子を見て回りましょ」 衣類数着と調理に仕えそうな鍋が有ったのは幸いだったわね、電子機器が有ったけれどどう見ても 電気が通って無さそうなここでは無用の長物ね、後はずぶ濡れの本が数冊、娯楽として使えるかしら? ペットボトルのジュースが数本ばかし落ちていたわね、水源を確保できたら水を貯めておけるわ 私たちは使えそうなものを木陰に置き、周囲の様子を見る為に海岸に沿って歩き出した 日向「他に流れ着いた人は居ないのかな~」 黒猫「私達とは別の海岸に流れ付いたのかもしれないわ、 それに海の向こうに島が幾つか見えるしそちらに流れ着いたかもしれないわ」 珠希「おにぃちゃん達はそこに居るんですか?」 黒猫「分からないわ、京介達の事は心配だけれど今は私達が生き残る事を考えなければいけないわ」 そう、京介達の事は心配だけれど今はこの二人を守らなければならないのよ 私は自分にそう言い聞かせ、それ以外の事をなるべく考え無い様に勤めた どうやらここは群島の一つの様ね、隣の島までは随分と距離があるようだから泳いで渡るのは現実的じゃないわ この島の大きさは私達の足では一周するのに一日程かかるかしら? この島は木々が生え渡っていて 食べられそうな果実や茸、山菜が豊富にある様ね、食べ物の心配はしなくてもよさそうね 見た範囲では危険そうな動物はいないみたいだわ、漂流した海岸から少し行ったところで 湖を見つけることが出来たのは幸いだったわ、これで当面、飲み水の心配はしなくても済むわね 黒猫「太陽が真上に来ているわね、そろそろ正午かしら?」 日向「ルリ姉ーおなかすいたよー」 珠希「おなかぺこぺこですー」 黒猫「とりあえずは安全そうな果実を食べることにしましょ」 私達は食べられそうな果実を木から数個毟り採り先ほど発見した湖で食べる事にした 黒猫「もぐもぐ、思ったよりも甘いわね」 珠希「甘いですー」 日向「ぶっ、これ酸っぱいんだけど」 黒猫「まだ青いわよ、熟してないんじゃない」 日向「もー、こんな酸っぱいの食べられないっての」 黒猫「仕方ないわね、私のを分けてあげるわ」 日向「でもそれじゃルリ姉のがなくなっちゃうじゃん」 黒猫「後でまた採ればいいわ、沢山生っているのだから」 日向はまだぶつぶつ言っていたけれど暫くすると大人しく食べ始めたわ それにしても毎食果実じゃ栄養が偏るわね、海で魚が取れるといいのだけれど まぁその辺は追々考えましょう、次は寝床の問題ね、 都合のいい洞窟などが有ればいいのだけれど、なければ寝床を作る必要がありそうね 日向「ルリ姉ー、集めてきた葉っぱどうすればいいのー?」 黒猫「そうね、そこにまとめておいて置いてくれる」 日向「了解ー」 珠希「んしょ、んしょ」 黒猫「これで寝床は何とかなりそうね」 食事が終わると私達は寝床作りに取り掛かかる事にした ブルーシートなんて物が有れば良かったんだけれど無いものを当てにしても仕方ないわね 木と木の間に蔓を張り巡らせてその上から枯れ木や葉を積み上げて即席の屋根が完成、 その下に寝床として葉っぱを積み上げて、これで何とか眠れるかしら? 思った以上に重労働だったわ 黒猫「さあ、次は夕食の支度よ」 日向「えー、疲れたー、今日はもう寝ようよー」 珠希「すぅ…すぅ…」 黒猫「そういう訳にはいかないでしょう」 日向「ぶーぶー」 黒猫「私は火を起こすから日向は食材を集めてきて」 日向「はーい」 渋々ながら食料を探しに行った日向を尻目に 私は大きめの石を組み合わせて竈を作り出した 何とかそれらしき物が出来ると 次は枯れ木や枯葉に火を付けるべく火打石を打つ、 だが一向に火が付かない、昔の人は良くもまあこんなもので火を起こそうと思ったものね、 科学の進歩は偉大ね、手にマメが出来始めた頃、ようやく火を起こす事が出来た 日向「ルリ姉ー、食材集めてきたよー」 黒猫「遅かったわね、こっちはようやく火を起こせたところよ」 日向「わー、窯まで作ったんだー」 黒猫「そんな大層な物じゃないわ、それで日向は何を採ってきたの?」 日向「食べれそうな茸があったから一杯採って来たよー」 黒猫「毒茸じゃないでしょうね?」 日向「この色なら大丈夫じゃない?」 黒猫「まぁいいわ、じゃあ今日は茸鍋ね」 日向「わー」 日向が採ってきた茸と山菜を千切って鍋に入れ、海藻をダシにして煮込むこと十数分、 料理が出来た頃、匂いに釣られたのか珠希が起きてきたので三人で夕食を取ることに、 日向が「味が薄い」と文句を言っていたのだけれど少しは聞き分けてほしいわね 海水を煮詰めれば純度の高い塩を抽出する事が出来るので料理の味付けはこれで何とかなるでしょう 本当は味噌や醤油が作れればいいのだけれど道具がないここでは難しいわね ぐつぐつぐつ 珠希「姉さま、何をやってるんですか?」 黒猫「海水から塩を抽出してるのよ、さぁ珠希も日向と一緒に寝ちゃいなさい」 珠希「はーい」 その日は三人で丸くなって眠った、布団も敷物もなかったけれどとても暖かったわ それにしても二人が一緒に居てくれて本当に良かったわ、 私一人だったら心細くてずっと震えていただけだったかもしれなもの 2日目――― 私達は朝食を適当に済ませ海岸へ、新たな漂流物が無いかを確認した後は余ってる布を使って旗を作って 通りがかる船に発見してもらえる様に立てておいた、その後は魚を捕る事になったので木の枝を銛代わりに 魚突きをする事にしたのだけれどこれが中々上手くいかない、ゲームの様には行かないわね、 日向と珠希は早々に水遊びをしているし そんなに焦ることはないかしら? ―――結局、昼食を挟んで夕方まで掛かって捕まえた魚は数匹ばかり、 いえ、此処は初めてで数匹も捕ることが出来たと思いましょう、 今日の夕食は魚の丸焼き、日向たってのお願いなのだけれど漫画にでも影響されたのかしら? 骨に気を付けなければいけないとはいえ確かに美味しいわね、塩も良く効いてるわ 日向「もぐもぐ、やっぱりサバイバルと言ったら魚の丸焼きだねー」 黒猫「漫画の読み過ぎよ、あ、そっちの魚焦げてるわよ」 日向「おぉっと、危ない危ない、でも焦げてる位の方が美味しいんだよね~」 黒猫「体に悪いから焦げた部分は食べちゃダメよ」 日向「分かってるって、ルリ姉は心配性だなー」 珠希「むぐむぐ」 黒猫「珠希、魚の骨に気を付けてね」 珠希「むぐむぐ、ふぁーい」 夕食を食べ終わった後、火の後始末をし、直ぐに皆で横になる 暫くして二人の寝息が聞こえてきたのを確認した私は寝床を抜け出し海岸へと向かう 星が綺麗ね、この前の嵐が嘘の様に海が穏やかだわ、京介達は無事かしら? 30分程そうして眺めていたかしら? そろそろ寝ないと、明日も大変でしょうし 3日目――― 昨日と同様朝食を適当に済ませ、魚の確保を日向と珠希に任せて私は石のナイフを作る事に、 なるべく平べったい石を選んで叩いたり削ったりしているのだけれど石が割れるばかりで ちっとも上手くいかないじゃない! それでも諦めずに石と格闘して少しずつコツを掴めてきたわ、 手が傷だらけになってしまったけれどそれに見合う成果は有ったかしら? 不格好ではあるけれど何とか形に出来たわ、一息ついていると日向と珠希が魚を持ってやって来た、 昨日、私が一日かかって捕まえた量より多いんじゃないかしら? これなら魚捕りは日向に任せても良さそうね 日向「うわぁ、ルリ姉手がボロボロじゃん」 珠希「姉さま痛くありませんか?」 黒猫「大丈夫よ、ありがとう、それより沢山捕まえたわね」 日向「へへ~ん、凄いでしょー」 珠希「お姉ちゃんがお魚さん一杯捕まえましたー」 黒猫「じゃあ お昼は魚の煮物ね」 日向が捕ってきた魚を鍋に入れて煮込む、頼んでおいて何だけれど こんなに捕らなくても良かったのではないかしら? 女三人では食べきれそうにないわ まぁいいわ、日向が頑張ってくれたおかげで夕食の食材を調達してくる手間が省けたし 午後は皆で島の探索をしましょう、洞窟を見つける事ができれば雨の心配をしなくても済むのだけれど 日向「~♪ ~♪」 黒猫「ふぅ、珠希、疲れたら言って頂戴、おぶってあげるわ」 珠希「はーい」 ガサガサ ピョン 珠希「あー、兎さんです」 黒猫「本当ね、こんな所にも兎が住んでいるなんて」 日向「最近お肉食べてないよね? 兎って食べれるかな? じゅる」 黒猫「……が、外国では兎を食べる国があるにはあるけれど」 珠希「え、兎さんを食べちゃうんですか?」 黒猫「や、止めておきましょう、教育に悪そうよ」 日向「えー」 愚図る日向を宥め、何とか兎を諦めさせる事ができたわ 昼間あれ程食べたのにあの食欲は何処から湧いてくるのかしら? 日向は歩きながら果実を毟っては口に入れている、夕食が食べられなくなっても知らないわよ そうしてどの位歩き続けたかしら、岩山を発見したわ、洞窟とは言えないまでも 小さな窪みがあり、三人ぐらいなら何とか入れそうね 黒猫「雨を凌げる場所が見つかって良かったわ、これで雨が降っても大丈夫ね」 日向「普段は海岸の方で寝泊まりするの?」 黒猫「ええ、湖が近いし 助けが来た時に直ぐに行ける場所に居ないと困るわ」 日向「それもそうだね」 黒猫「じゃあ帰りましょう」 珠希「はーい」 この日の夕食は昼食の残りに少し手を加えて鍋料理にしてみたわ、豆腐と醤油が欲しいわね それにしても今日は良く歩いたわね、このペースで運動していったら少しは体力が付いてくれるかしら? 日向はともかくとして珠希も良く頑張っているわね、でも やはり疲れていたのかしら 夕食の後に横になったら直ぐに眠ってしまったもの、明日も早いし私もそろそろ寝ようかしら しかし日向は寝相が悪いわね、手や足があっちにパタパタ、こっちにパタパタと… すまきにでもして転がしておこうかとも思ったけれど我慢して眠る事にしたわ 7日目――― 早いものでこの島に流れ着いてもう一週間、少しはここの生活にも慣れたかしら 相変わらず救助は来ないわね、このまま救助が来ない事も考えてキチンとした住居を建てるべきかしら? 言っても仕方のない事だけどこういう時には男手が欲しいわね、 この前いかだを作った時にも もう少しマシな物が出来たかもしれないし ちなみにそのいかだは水に浮かべた途端に瓦解したわ、誰も乗っていなかったのは幸いだったわね 朝食の後の自由時間、そんな事を考えながら海岸の方に行ってみると日向が浜辺で漫画本を読んでいた 黒猫「あら、そんなものどこにあったの?」 日向「海岸に流れ着いてたのを持ってきたんだよ」 黒猫「……それ、もしかしてBL本じゃないかしら?」 日向「BL? 何それ?」 黒猫「知らなくていいわ、没収よ」 日向「ちょ、今いいとこなのに…」 黒猫「ダメよ、教育に良くないから見せられないわ」 日向「ぶー」 娯楽が乏しい生活とはいえ、こんなものを年頃の女の子に見せる訳には行けないわね、 それにしてもよくもまぁこんな島まで流れ着いたわね、大人しく海に沈めば良かったのに そんなこんなで昼食時、空が曇ってきたわね、夕方ぐらいには降り出すかしら? 今夜は例の洞穴で過ごす事になりそうね、準備をしておいて良かったわ 後は食料ね、これは移動しながら集めれば問題ないわ、洞穴で焚き火をするわけには いかないから夕食は冷たいものになってしまうけれどこの際仕方ないわ 珠希「姉さま寒いですー」 日向「うううう」 黒猫「そうね、じゃあ皆でくっ付いて眠りましょう」 雨のせいで気温がぐっと下がってきて寒かったけれど みんなで抱き合う事で何とか凌ぐ事が出来たわ、珠希も日向も暖かいわね 数日分の食料を確保しておいたとはいえ、明日には雨が止んでくれるといいのだけれど 14日目――― 二週間もすれば自然と役割が決まって来るものね、私と珠希は山菜や果実を中心に調達、 日向は魚の確保、そういえば日向に懇願されてお肉の調達なんかもしたわね 兎を殺すのは躊躇われたけれど仕方のない事だと割り切ったわ、 日向は大満足していたけれど躊躇や戸惑いは感じないのかしら? 夕食前、私達は湖で水浴びをしていた、いつの間にか日課になっていたけれど 今ではこれが一日の唯一の楽しみね、水が冷たくて気持ちいいわ 日向「わー」 バシャバシャ 珠希「きゃー」 バチャバチャ 黒猫「水遊びはいいけれど私まで巻き込まない様にして頂戴」 珠希「はーい」 日向「わかってるって」 バシャ 日向「あ!」 黒猫「………」 珠希「姉さま大丈夫ですか?」 日向が放った水が私の顔面を捉えていた、私は”巻き込まないで”と言ったはずよね? これはどういう事かしら? 日向には教育的指導が必要なようね 数分後、そこには湖に沈む日向の姿が有った、ふぅ、これで三日程は大人しくなるでしょう 21日目――― もう3週間も経つのね、この島はあらかた探索出来たかしら? 最近は 海岸で貝が取れる事に気づいて良く食べているわ、貝塚が出来始めているわね 適当な石と木を組み合わせて石斧を作ってみたのだけれど重くて持つ事が出来なかったわ 樵の人はよくこんな重い物を事も無げに振り回せるわね、感心してしまうわ 朝食後、みんなで散歩がてらに海岸に行くと遠くに小さな影が見えた、 目を凝らして見てみるとそれは一隻の船だった、私達は声を必死に絞り出し助けを呼びかけたのだけれど 船がこちらに気づいた様子はなかったわ、私達は船が小さくなっていくのをただ茫然と眺めていた 日向「…行っちゃったね」 黒猫「そうね」 珠希「お船さんはもう来てくれないんですか?」 黒猫「どうかしら、少なくともこの辺りを通る船が有るという事は分かったわ」 日向「また来てくれるかな?」 黒猫「今回だけ特別な航路というのは考えにくいわ、次は何時になるのか分からないけれど また来てくれるんじゃないかしら?」 珠希「本当ですか姉さま?」 黒猫「確証はないけれどね、とにかくこの時間はなるべく海岸に来るようにしましょう」 日向「うん」 珠希「分かりました」 船が私達に気づかなかったのには絶望したけれど、また来るかもしれないという希望に縋り 私達は再びこの島の生活に勤しんでいった、―――そうして10日程経ったかしら? 30日――― 早朝、海岸に行ってみると以前よりも近くに船の影が見えた、必死に呼びかけると 今度はこちらに気づいてくれた様で船が島に近づいてきた、どうやらこの近辺に漁に来ている漁師さんの様ね 漁師の人達に事情を話してから十数分後、私達は船上の人となっていた、 救出された事で安心して気が抜けてしまったのかしら、私は船の中で泣いてしまったわ 日向と珠希に見られてしまったのは一生の不覚ね、まぁいいわ、こうして無事に帰れる事に比べれば 何ということは無いわ、段々と小さくなっていく島を見ながら私はこの一ヶ月間を振り返っていた こうしてみると無人島で一ヶ月も暮らしていただなんて嘘みたいね、 京介達の安否は気になるけれど今は私達の無事を祝福しましょう - 完 - 一応イージーモードのつもりです、某有名漫画では無人島で10年間生き延びた屈強な少年がいるので この3人で一ヶ月ならいけるはず、サバイバル経験皆無なので無人島生活の描写は割と適当です
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/3298.html
《黒猫&高坂 桐乃(P005)》 キャラクターカード(コンビ) 使用コスト2/発生コスト2/青/AP30/DP30 【水着】/【オタク】 〔コンビ〕 このカードがアプローチに参加した場合、相手はターン終了時までキャラを登場させることができない。 (少し黙っててくれないかしら? 不快指数が上がるから。) 大会プロモーションパック vol.2で登場した青色・【水着】【オタク】を持つ黒猫と高坂 桐乃のコンビ。 アプローチした時にターン終了時まで相手キャラの登場を封印する効果を持つ。 相手キャラ限定の《部費で落ちませんか?》を内蔵している。 自由登場キャラのメタカード。 このカードからアプローチを行えば、相手はアプローチフェイズにキャラを登場させることができなくなる。 メインフェイズの自由登場と、場に出る効果は止められないので注意。 カードイラストは版権絵。フレーバーは第4話「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」での黒猫のセリフ。 関連項目 《部費で落ちませんか?》 《本間 芽衣子(065)》 《鹿目 まどか(L006)》 収録 俺の妹がこんなに可愛いわけがない P-005 プロモカード 編集
https://w.atwiki.jp/kiritani101/pages/16.html
黒猫しっぽ団 牡丹雛 牡丹雛 Index About Profile Gallery Linkhttp //www.stickam.jp/kaizyuu/stickon#webcam skype id canvas3renge モデリング ラフ作業 デッサン 毎日がんばろぉい ■14 .12.14 - -new 牡丹雛 カバン Day 1/5(AM0 00) 工学(R1) Day 12/14(PM20 00) 生贄HD Day 11/29(PM12 00) 調合(R1) Day 11/25(AM12 00~PM12 00) カバン Day 1/5(AM0 00) フィギュアGETしたので設置 3月下旬までにポトフォリか短編かなにか応募したい..φ(-ω-。`) 水曜メンテ来たらマビ又辞める(´つω・。) モニタがもう1台置けないけど(゚ー゚*) 。. *・゚がんばるぞぃ!☆.。. *・ 福袋開封後、カバンはサブにポイッしました かわいいキツネとクマさんだけ使用。 アイテムがよく迷子になります>< comment + ... 名前 コメント 工学(R1) Day 12/14(PM20 00) Skill memo R1 工学 実装時から長いこと手を抜いてた工学がR1に到達(・・。) 銃は手持ちに3個あるので使徒の新武器素材が手に入らないかなーとお悩み中。 ちょびちょび使徒戦playなう(ノ゚ρ゚)ノ comment + ... 名前 コメント 生贄HD QEST 生贄 Day 11/29(PM12 00) 昨日10時頃にお布団INしたらそのまま寝てしまいエリ証回収できなく 今週はエリ行けそうにないです・ω・; 動画みながらポチポチ作業できる生贄でレベリングしてました。 ○の中にいれるので3湧き×3 最速でだいたい7分代が目安です・w・ 珍しい姿を見たのでSS撮りました\(◎o◎) アンコウ( ゜Д゜;)!? comment + ... フグでした ; ゜Д゜) -- 名無しさん (2014-12-18 12 04 10) 名前 コメント 調合(R1) Day 11/25(AM12 00~PM12 00) 調合 memo R1 ポーヨン成功率99% 昼頃から草を抜き調合。 後に分解で解体。調合ループ シルバ森で白ハブ集め シリエンでポイズン レッドハーブ マナハーブを収集してひたすら調合→分解をループ※解毒草は筏で簡単に☆と交換できるみたい。 露天で買わずに筏の方が安上がりみたいですd(・ω・ 牡丹雛『なんで調合に手をだしたんだろ・・才能で2倍じゃなかったら少し辛そう。 取り敢えず\(^o^)/』 comment + ... 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/186.html
桐乃: @kuroneko_daten あ、そうだ。ちょっと疑問に思ったんだケド。 黒猫: @kirino_kousaka どうしたの? 桐乃: @kuroneko_daten mixiに感想書いてくれた人には、逆書評しちゃダメなの? 黒猫: @kirino_kousaka ダメでしょう。これを見ている人がmixi会員だとは限らないのだから。 桐乃: @kuroneko_daten じゃあ、こんなのあったよ、って引用する感じでどう? 黒猫: @kirino_kousaka ……それならいいんじゃないかしら。 桐乃: @kuroneko_daten おっけ。じゃあさっそく。 桐乃: @kuroneko_daten ざっと巡回した感じ、わりと評判はいいみたい。あ、四巻の話ね? 黒猫: @kirino_kousaka それはよかったわね。 桐乃: @kuroneko_daten だけど、やっぱ最後の展開はないよ~って人も見かけた。 黒猫: @kirino_kousaka へえ。そお。 桐乃: @kuroneko_daten ほら、だってさあ? この作品って、結局のところあたしの人気で持ってたわけじゃん? 桐乃: @kuroneko_daten あたしの出番が減ったりしたら、この作品終わりなのよ。 桐乃: @kuroneko_daten タイトルだって、「俺の妹が~」って書いてあるし。 桐乃: @kuroneko_daten やっぱさ。タイトルの人が目立たなくちゃ、人気でないし、売れないっしょ。 黒猫: @kirino_kousaka ……それは、どうかしら? 桐乃: @kuroneko_daten は? どーゆうイミ? 黒猫: @kirino_kousaka インデックスって知ってる? 桐乃: @kuroneko_daten Σ( ̄ロ ̄lll) 黒猫: @kirino_kousaka ヒロインが空気でも、なにひとつ問題ないという例ね。 桐乃: @kuroneko_daten ハア? ナニイッテンノ?(^q^) ソンナコトナイッツーノ(^q^)
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/72.html
未完:エロ注意 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10 39 11.97 ID QKQtGxr70 黒猫「え?嘘でしょう?」 京介「いやマジ本当だって……俺も信じたくは無かったんだけどよ」 黒猫「いったいどういうつもりなのかしら、あの女」 京介「悪いな。朝からこんな話を聞かせちまって」 黒猫「構わないわ。どんな秘密でも共有するのが恋人というものでしょう?」 京介「ちょっ、おまっ……そんなストレートに言われると俺の方が照れるだろうが」 黒猫「なっ、なにを動揺しているの。あなたがそんなだと私の方まで……」 京介「なんか、すまん……」 黒猫「謝らなくていいわ」 京介「……」 黒猫「それにしてもまさかあなたの妹が、兄の布団に入ってオナニーをするほどの変態だったなんて」 京介「はっきり言わないでくれるか?」 黒猫「さっきあなたも言っていたのだけれど?」 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10 48 14.03 ID QKQtGxr70 京介「そういえばお前今日うちに来るって言ってたよな?」 黒猫「ええ」 京介「大丈夫か?その……こんな話を聞いた後で」 黒猫「どういう意味かしら」 京介「いや、なんか気まずかったりしないかなって思ってさ。俺が言うのもなんだけど」 黒猫「平気よ。私は別にあの女がアニヲタだろうと、エロゲヲタだろうと、妹萌えだろうと、 兄と近親相姦な関係だろうと、異常性欲者だろうと、今さら気にしたりしないわ」 京介「そ、そうか……」 黒猫「ええ。もっと言えばその兄貴がそんな妹の痴態を見て恋人に相談しようが、 恋人の反応を見て楽しもうが、鼻の穴を広げて興奮しようが、気にしないわ」 京介「俺、鼻の穴広がってたっスかね!?」 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10 55 27.86 ID QKQtGxr70 京介「いや、まあ……その、俺も気が動転していてな。誰かに相談したかったんだ」 黒猫「そう……」 京介「ほんと、なんでこんな話をお前にしちまったんだろうな…… ハハハ、今なら妹が俺に人生相談ふっかけてきた理由が分かる気がするよ」 京介「ヘンな話聞かせて……ごめんな」 黒猫「しつこいわね。謝らなくていいって言ってるでしょう」 京介「でもなんか気分を悪くしたんじゃないかと思ってさ」 黒猫「妹のオナニー話を聞かされて気分よくなる人の方が珍しいと思うのだけれど?」 京介「うっ……確かに」 黒猫「さあ、早く行きましょう。部活で作る新しいゲームについても考えなくてはいけないのだし」 京介「あ、ああ……」 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 04 05.81 ID QKQtGxr70 京介「ただいまーって、誰もいないか。桐乃は部屋かな……」 黒猫「おじゃまします」 京介「とりあえず部屋に上がってろよ。テキトーにジュースでも用意するからさ」 黒猫「分かったわ」 ―――――――― 京介「とりあえずオレンジジュースでいいか。お菓子は……と、せんべいしかないな」 京介「まあいいか。それにしても俺も慣れたもんだよな」 京介「恋人同士になったとはいえ、当たり前のように部屋に女の子を上げちまうんだからな」 京介「まあ黒猫は部活で一緒になったときからちょくちょく部屋に入れてはいるけどな」 京介「っと、そろそろ持ってくか。部活の打ち合わせが済んだら桐乃も入れて遊ぶか」 ―――――――― 京介「よお、ジュースと菓子持ってきたぜ。どうしたんだ?廊下で突っ立って。中入らないのか?」 黒猫「―――っ!!」 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 09 31.27 ID QKQtGxr70 桐乃『んっ……んぁっ……だめぇ……』 京介「!!??」 黒猫「大きな声を立てては駄目よ。気付かれてしまうわ」 京介「なるほど……お前が中に入れなかったのはこれが原因か」 黒猫「まさかあなたの言っていた話をじかに体験することになるとは思わなかったわ」 京介「それにしても……ゴクッ」 桐乃『あんっ……やっ……あ……ダメ、気持ちいい……』 黒猫「ここ、あなたの部屋よね?」 京介「ああ……」 黒猫「これって、あれよね?」 京介「ああ、それしかないだろうな。マジかよ……」 黒猫「ドア、少し開けてみてもいいかしら?」 京介「なっ――!?」 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 18 09.48 ID QKQtGxr70 黒猫「この手はなにかしら?どけてくれないと中を覗くことができないのだけれど」 京介「駄目だ」 黒猫「今さら真面目ぶってどうするの?さっきは興奮して私に話て聞かせたじゃない。 あのときのあなたは私の反応を楽しむ変態そのものだったわ」 京介「そんな顔してたか?」 黒猫「ええ。恋人になったことを後悔しそうになったわ」 京介「そこまで……」 黒猫「本当のことを言いなさい。あなただって中を覗きたいのでしょう? 妹が自分のベッドの上でどんな風に乱れているのか観察したいのでしょう?」 京介「そんなことは……」 黒猫「あら、すごい汗ね。掴まれた腕がじっとり湿ってきたわ」 京介「す、すまん。いきなり腕を掴んだりなんかして」 黒猫「別にいいわ。……あなただから。それより――」 桐乃『んああっ……いいっ!……あぅっ……いぃよぉ……』 黒猫「どうするの?」 京介「うっ……」 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 26 15.15 ID QKQtGxr70 京介「やっぱり……駄目だ」 京介「確かにお前の言うとおり覗きたい気持ちもある。妹が俺の部屋で…… その……してるのは、興味があるよ。偶然とは言え、一度は覗いてしまった ことも事実だ。妹のオナニーを見ちまうなんて最低な兄貴だよ俺は。 でもな、そんな最低な俺でも、お前が見てる前で、妹の痴態を覗いて 興奮するような真似はできねえ。ああそうさ。くだらないプライドだと笑えば いいさ。だがな、俺は妹と同じくらい――いや、妹以上かもしれないほど、 お前との関係も大事に思ってるんだ!だからその大事な関係を、覗きの 共犯なんかに貶めたくないんだよ!!!」 黒猫「―――!!」 京介「……」 黒猫「……」 京介「俺は……」 黒猫「……いくじなし」 京介「あっ……待て――」 ―――――― 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 33 26.82 ID QKQtGxr70 階段を駆け下りる黒猫。玄関の戸が開いて、勢い良く閉められる音がする。 京介「くそっ……なんで追いかけなかったんだよ俺は」 桐乃『あ……ダメっ……イクっ……イッちゃうぅぅっ……兄貴……』 京介「えっ?」 桐乃『イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!』 京介「うそ……だろ……」 桐乃『はぁ………………ぐすっ、ひっく……うえええええっ……バカっ……バカぁ……』 京介「泣いてる……のか?なんなんだよ……」 京介「……」 ―――――― 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 38 34.18 ID QKQtGxr70 次の日 京介「よお」 黒猫「……」 京介「無視……か。まあ、そうだよな。無視されても仕方ないもんな」 黒猫「……」 京介「本当に昨日は……」 黒猫「はぁ……いいわ」 京介「え?」 黒猫「だからいいって言ってるの。私も、いきなりあんな現場を見てしまったせいで、 どうかしていたのかもしれない。どうしていいか分からなくなってしまったの」 京介「そうか」 黒猫「だからあなたが謝ることでもないし、私の方こそ突然家を飛び出してしまって ごめんなさい」 京介「いや、そんなことは――」 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 44 17.89 ID QKQtGxr70 黒猫「あのあと……その……」 京介「なんだ?」 黒猫「……」 京介「あ、もしかして俺が覗いたのかって気にしてんのか? ないない。神に誓って覗いたりしてねえよ。お前にあんなこと言った手前、 覗きなんてできるはずないだろ?」 黒猫「でも、追いかけてきてくれなかった」 京介「うっ……」 黒猫「……」 京介「いや、それは……あのな……」 黒猫「そういえば私たち、恋人同士になったというのに、まだそれらしいことは ほとんどしていなかったわね」 京介「あ……」 黒猫「何を想像しているの?顔が赤くなっているわよ」 京介「それを言うなら……お前だって……」 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11 53 26.44 ID QKQtGxr70 黒猫「ふふ……、残念。あなたみたいな変態が望むようなことは まだしてあげられないわ。私はもう一度キスが欲しかっただけ」 京介「あ、ああ……ああ!そうか。そうだよな。ハハハ……えっ?」 黒猫「なによ、驚いた顔をして。そんなに私とキスをするのが嫌なのかしら?」 京介「なんかお前、その……恋人同士になって急に積極的になってきてないか?」 黒猫「あなたが奥手すぎるのよ。キスをするのだって本当は、 男の人がリードするものではないのかしら」 京介「そ、そうか……いや、そうだよな。すま――んんんん!?」 黒猫「んっ……」 京介「――!!」 黒猫「ふふ。また私からね。あなたはいつになったら男らしさを見せてくれるのかしら」 京介「…………」 リアルワールド 黒猫「何を呆けた顔をしているの。早く現実世界に戻って来なさい。部室に行くのでしょう」 京介「あ、ああ……。……誰にも、見られてない……よな?」 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 04 36.57 ID QKQtGxr70 黒猫「見られたほうがよかったのかしら?ふふふ、気付いてないだけで 能力を持つ者からは”視”られているかもしれないのよ」 京介「桐乃の言ってた……ええと、邪気眼とやらが発動してるのか?」 黒猫「さあ、どうかしらね?」 京介「なんか妙に機嫌が良くないか?足取りも軽いっていうか……」 黒猫「好きな人とキスをしたら、気分が高揚するのは当たり前だわ。 それは闇の眷属であっても同じことよ」 京介「まあ、俺もその……似たような気持ちだけどさ。あのさ……」 黒猫「なにかしら?」 京介「もう一回、しないか?」 黒猫「しょうがない先輩ね。人に見られたらどうするつもりなの?」 京介「恋人だって紹介するさ。……誰に見せても恥ずかしくない自慢の恋人だからな」 黒猫「っ―――!」 黒猫「もう……。それで男らしさを見せたつもりなの? ……また暴走癖が出てるみたいね――んっ!?」 京介「んんっ……」 ―――――― 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 09 31.59 ID QKQtGxr70 真壁「部長……どうしましょう?」 部長「部室の前でとは大胆なやつらだな。だっはははは。 ……ちょっと死にたくなってきた」 真壁「さすがの部長でもキツイですか」 部長「まあな。二次元世界が俺の居場所だからどこでリア充どもがイチャつこうが 屁でもないが、さすがに心の友だと思っていたやつに目の前で裏切られた ショックはデカい。いっそ部内は恋愛禁止にすっか」 真壁「うわっ、ひがみストレートですね、それ」 部長「うっせい」 真壁「まあ、とりあえず見なかったことにして引っ込みましょう」 部長「ちっ」 ―――――― 京介「ちーっす」 黒猫「……」 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 15 25.77 ID QKQtGxr70 部長「……」 真壁「……」 京介「あ、あれ?」 黒猫「この暗黒のオーラは何かしら。禍々しい気配に満ちているわね」 京介「部長?」 部長「……」 京介「ぶーーーーちょーーーーう?」 部長「おわっ!?な、な、なんだいたのか高坂。驚かすんじゃねえ」 真壁「部長、平常心平常心」 部長「そ、そ、そ、そうだなぁ。今日は新作のゲーム案でもだ、だ、出し合おうじゃねえか」 京介「なんなんだこの空気……」 黒猫「さあ……」 ―――――― 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 23 52.41 ID QKQtGxr70 帰宅後 京介「まさか、今日は無いよな……」 桐乃『あんっ……いいっ……いぃよぉっ……』 京介「!!!???」 京介「今日もかよ……それにしたって、なんだって毎日……」 桐乃『ダメっ……また気持ちよく……ひぐっ……なっちゃ……あぁっ!』 京介「よりによって俺が帰る時間に……」 桐乃『兄貴ぃ……ああん……』 京介「また俺のこと……なんでだ??」 京介「覗いちゃおう……かな」 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 33 40.20 ID QKQtGxr70 京介「……ゴクリ」 そのとき、携帯の着信音。 京介「黒猫からメールだ……なになに、『今なにしてるのかしら?』か。 ハハ、なんだか普通の恋人同士みたいだな。 ……覗きなんて馬鹿みたいだな。下で時間潰すか」 ―――――― 京介「やべー……上が気になって全然漫画に集中できん」 京介「この調子じゃゲームやってもテレビ見ても同じだろうな……どうすっかな……」 リビングのドアが開く。 桐乃「……」 京介「げぇっ、桐乃!?」 桐乃「うざっ、なにキモイ声出してんのよ」 京介「あ、いや、ごめん。そんなつもりじゃ――」 桐乃「ちっ。うざいから息しないでよね。あたしが出てくまで」 そう言いつつ麦茶を飲んでリビングを出る桐乃。 京介「やれやれ……俺も戻るか」 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 41 09.40 ID QKQtGxr70 ―――――― やっとこさ部屋に戻った俺が見たものは―― 京介「なんだよこれ……」 ぐちゃぐちゃに乱れたベッド。 布団は床にずり落ち、シーツはしわだらけになっていた。 しかもシーツには透明な染みが、まるでお漏らしのように広がっていて―― 京介「あいつ、一体どんだけ盛ってやがったんだ?」 京介「桐乃の匂いが……する」 京介「――じゃねえ!さすがにこれはマズイだろ。くそっ――」 ―――――― 桐乃の部屋へ駆け込む俺。 京介「おい、開けろ!今すぐ開けろ!」 不機嫌顔の桐乃が顔を出す。 桐乃「うざっ、何の用?」 京介「「何の用?」じゃねえ!」 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 48 37.74 ID QKQtGxr70 京介「お前、俺の部屋で何してやがった!」 桐乃「えっ―――――」 京介「シーツがびしょびしょなんだよ」 桐乃「しっ、知らない。キモっ、寝小便でもしたんじゃない?高校生にもなって」 京介「誰がするかっ!お前、俺のいない間に部屋に入っただろ!」 桐乃「知らない!入ってない!うざいから出てって!」 京介「おい……痛ぇ!?おい待て!開けろって!」 ―――――― みぞおちに強烈な蹴りをお見舞いして京介を締め出す桐乃。 京介がいなくなったのを確認してから、ドアにもたれかかる。 桐乃「シーツがびしょびしょって……あたし気付かないうちにそんなに……」 桐乃「どうしよう……どうしよう……このままじゃ兄貴にバレちゃうよぉ……」 桐乃「兄貴のこと好きなのバレちゃうよぉ……ひぐっ……ぐすっ……」 ―――――― 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12 58 32.23 ID QKQtGxr70 日曜日 公園 京介「もしかして初めてじゃないか?」 黒猫「何がかしら?」 京介「こうして休みの日に当てもなくデートするのが、さ」 黒猫「そ、そうね……」 京介「……」 黒猫「……」 顔を赤くして黙る二人。 京介「う……。いや、その……なんか爺臭いデートコースで悪いな」 黒猫「植物園に本屋に公園……確かに女の子を連れて歩くにはセンスのかけらもない 場所ばかりね。一体どういう思考の結果たどり着いた結論なのか、理解に苦しむわ」 京介「ぐ……」 黒猫「でも……嫌じゃない」 京介「え?」 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13 05 38.21 ID QKQtGxr70 黒猫「あなたと一緒だから……」 京介「……」 黒猫「な、なによその顔は」 京介「いや、なんか今日のお前さ……可愛いなって」 黒猫「……うう」 京介「なんか俺、ヘンなこと言ったか?」 黒猫「自覚が無いのって恐ろしいわね……」 京介「いや、その……」 黒猫「ふふ……でも、そんなあなたを好きになってしまったのだもの。仕方ないわ」 京介「うっ……。お前も、結構恥ずかしいこと言ってると思うぞ」 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13 11 09.97 ID QKQtGxr70 黒猫「お互い様ってことね」 京介「そうだな」 黒猫「ねえ」 京介「ん?」 黒猫「ここでキスする勇気はあるかしら?」 京介「ぶっ!?おまっ、だってここは公園で、今は昼で、人は……あんまりいないな」 黒猫「ほら、向うのベンチに座ってるカップルを見てごらんなさい」 京介「うわっ、すげっ……」 黒猫「ずいぶんと濃厚なキスをしているわね」 京介「……ゴクリ」 黒猫「ふふ、いつまで眺めているつもり?あなたは望めばすぐにでも同じことができるのではなくて?」 京介「いや、しかし……」 挑発するように笑う黒猫だが、顔は緊張で強張り、指先は少し震えていた。 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13 20 01.23 ID QKQtGxr70 黒猫「ほら、どうしたの?それとも私を好きだというのは 人前ではキスも出来ない程度でしかないのかしら?」 京介「くそっ、後悔するなよ――」 黒猫「お願い先輩……あっ、駄目!」 キスを受け入れようと目を閉じかけた黒猫はしかし、目を大きく見開いて制止の言葉を発した。 黒猫「んんーーーっ!んんっ!!」 桐乃「あんたたち……」 背後で聞こえる、ありえない声。 慌てて口を離して振り向くとそこには―― 京介「なんでお前がいるんだよ……」 桐乃「………」 視界の端には一台のワゴン車。どうやら撮影の仕事で来ていたらしい。 二人の姿を見つけて声でもかけようと思ったのか。 桐乃「………ね……」 京介「……」 桐乃「死ねッッッッ!!!!!」 ―――――― 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13 28 02.23 ID QKQtGxr70 結局、桐乃がどっちに対して言ったのかは分からない。 ただこの事件がきっかけとなって、事態はとんでもない方向へと動き出すことになる。 あれから桐乃は口を利いてもくれない。 黒猫も桐乃に引け目を感じているのか、急によそよそしくなった。 そしてある日帰宅した俺を待ち構えていた桐乃はオナニーなどしていなくて―― 桐乃「あたしを……抱いて……」 俺のベッドで正座して、泣きはらして真っ赤な目をしていた。 京介「なっ……なん――」 桐乃「聞こえなかった?抱いてって言ってるの!」 京介「お、落ち着け……俺には何が何だかさっぱり分からん」 桐乃「はぁー、最初から説明しなきゃいけないわけ?じゃ、そこ座って」 京介「床を指差して言うのやめてくんない?」 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13 36 58.94 ID QKQtGxr70 桐乃「最初はあんたが黒猫と付き合い始めたときだった」 京介「なっ――、俺言ってないぞ誰にも!」 桐乃「バレバレに決まってんじゃん。あんたもあいつも妙に浮かれてるしさ。 あいつの態度見てればあんたのこと好きなんだってすぐ分かるよ」 京介「そ、そうなのか……」 桐乃「だって、私も……兄貴の事が……だから、分かるに決まってんじゃん……」 京介「でも、どうしてだよ?俺ら前からずっと仲が悪くて、喧嘩するのが当たり前 みたいになってて、こう言っちゃなんだが、俺らぐらい仲の悪い兄妹なんて いないと思うぞ」 桐乃「あたしだってわかんないわよ!しょうがないじゃん!好きになっちゃったんだからぁ。 ダメなの。堪えようとすればするほどどんどん気持ちが膨らんできて…… どんどん抑えられなくなっちゃって。こんなこと初めてなの……」 京介「お前、桐乃だよな?」 とたんに炸裂する桐乃の蹴り。 京介「痛えっ!?」 桐乃「黙って聞け!」 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13 45 06.56 ID QKQtGxr70 桐乃「それでね……どうしようもなくなって……兄貴の部屋に入った」 京介「は?」 桐乃「そんでベッドに潜ってみた。兄貴のニオイがした。そしたらもうダメだった。 どんどんエッチな気分になってきちゃって……気が付いたらオナニーしてた」 桐乃「毎日毎日、兄貴が帰ってくる時間に合わせてオナニーして…… 見つかればいいって思ってた。見つかって犯されることを考えたら もっともっと欲しくなっちゃって……どんどんハマってった」 京介「……」 桐乃「トドメがこの前のアレ。黒猫なんかに取られたくないって思った。 殺してやりたいって思った。取られたくないって思った。 ……私の……兄貴を……」 京介「桐乃……」 桐乃「分かった?分かったらあたしを抱け!」 京介「だから落ち着けって……俺たちは兄妹で、血が繋がってるわけで……」 桐乃「妹が大好きなシスコンだって大見得切ったことあったよね? あれうそだったの?いいから早く抱きなさいよ!殺す!抱かなかったら殺す!」 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13 54 13.65 ID QKQtGxr70 京介「……駄目だ。それはできない」 桐乃「黒猫のせい?」 京介「それは……」 桐乃「あいつの方があたしより好きだから?……なにそれ?あたしがあの邪気眼女に 負けてるっていうの?いっつも電波垂れ流して厨ニ病アニメのコスプレなんかして キモいヲタクの代表みたいなあいつなんかに?」 京介「おいやめろ」 桐乃「はっ、怒った?愛しの彼女の悪口言われて怒った?あんた地味子けなされたとき だってそんな顔しなかったよね?マジ?キッモーい。彼女馬鹿にされてそんなに 怒っちゃったんだー?あームカつく。もういい。死ねば?人のこと抱くことも出来な くて、彼女も作っちゃうのに、シスコンぶんじゃないっての。だいたい――」 京介「やめろって!!!」 桐乃「な、何――きゃっ!?」 京介「そんなに言うなら抱いてやろうじゃねえか。でも、後悔すんなよ?」 桐乃「……」 ―――――― 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14 00 12.75 ID QKQtGxr70 ベッドの上で重なり合う俺と桐乃。 桐乃「痛っ、そんなに強く揉むな!」 京介「すまん……このくらいか?」 桐乃「あんっ……あっ……そう。うん、そのくらい……」 京介「まさか人生で初めて揉むおっぱいが妹のになるとはな……痛っ」 アゴにヒットする桐乃の拳。 桐乃「妹とかそういう発言は禁止。分かった?」 京介「あいあい」 桐乃「あっ……はぁ……いいっ……兄貴ぃ……」 京介「気持ちいいみたいだな」 桐乃「うん……。今度は胸じゃなくて……」 京介「つーと……あそこ、か」 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14 09 16.93 ID QKQtGxr70 剥ぎ取った下着は桐乃の愛液を吸って重たくなっていた。 桐乃「あうっ! そ、そこは敏感だからぁ……」 京介「分かった。もっと優しく、だな?」 桐乃「うん……ひぃっ! いぎっ!」 京介「大丈夫か?」 桐乃「うん……感じすぎただけ。いちいち聞かない!」 京介「お前って凄いエロかったのな……」 桐乃「なに調子に乗って――あひっ!」 京介「ほらな。ちょっと強くつまんでやっただけでこれだ」 桐乃「卑怯者っ。……そこそんなにされたら、逆らえなくなるに決まってるでしょ……あぅっ!」 京介「お前のあそこ、すっげー熱くなってる。それに次から次に溢れてきてて…… シーツがびしょびしょになってたのも頷けるな」 桐乃「何っ……冷静に観察してっ……あんっ……あぅん……」 桐乃「や……ダメ……そろそろ来ちゃう……イッちゃう……」 京介「え?」 桐乃「イクっ……イクイク!あああっ、イッちゃうぅぅぅぅぅぅ!」 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14 14 35.23 ID QKQtGxr70 ぷしっ、と勢い良く潮を吹く桐乃。 京介「うおっ、なんだこれ?」 桐乃「はぁはぁはぁ……気持ちいいから、出ちゃった……」 京介「なんだかエロすぎて、もう……」 桐乃「いいよ……、来て……兄貴」 京介「ああ……」 桐乃「わぁ……すっごいガチガチ。それで今からあたしを犯すんだ? ヤッちゃったらもう後戻りできないよ。犯罪者になっちゃうよ」 京介「犯罪者とか言うな!くそ……」 桐乃「痛っ……」 京介「大丈夫か?」 桐乃「うん……なんかピリッとして、ちょっと痛かっただけ」 京介「そうか……。最初の痛みってのにも個人差とかあるのかな……」 桐乃「かも……」 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14 21 32.67 ID QKQtGxr70 京介「全部っ……入ったぞ……くぅっ!」 桐乃「あはは。あんたの方が痛そうな顔してるじゃん。キモッ」 京介「キツくてぬるぬるで……やべえ、これ……」 桐乃「気持ちいいんだ?気持ちよくて我慢できないんだ?」 京介「くおっ……やべっ、勝手に腰が……」 桐乃「あうっ……ひっ……そん……な……いきなり激しすぎっ……バカ……」 京介「駄目だ気持ちよすぎて……うおおっ」 桐乃「んぁあっ!うそっ!?これ、指で弄られてるときより……あたし初めてなのに」 京介「お前も気持ちいいのか?」 桐乃「うん……うん!信じられない……気持ちいい!気持ちいいよぉ……兄貴ぃ」 京介「ならもっと激しくしていいな!」 桐乃「うそっ!まだ激しく――ああああぁぁぁぁっ!!あひぃぃぃっ!」 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14 28 08.55 ID QKQtGxr70 京介「くあああっ、気持ちよすぎる……」 桐乃「あたしもっ!あああああぁぁっ!もうダメっ!また来ちゃう!またイッちゃうっ」 京介「俺も……俺もやばい……うおおお」 桐乃「出して!出して出して出して出して!中にちょーだい。兄貴のせーき欲しい!」 京介「えっ!?さすがにそれはマズ……おわあああああっ!?」 ドクッ、ドクドクドクッ 桐乃「はぁぁぁぁぁ……出てる。いっぱい流れてきてる……」 京介「うっ……くぅっ……」 桐乃「ふん、もし出来ちゃったらどうしてくれんのよ」 京介「!!!!????」 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14 32 33.31 ID QKQtGxr70 桐乃「ジョーダン。あたしが排卵日計算もしないで誘ったりすると思う? でも……キャハハハ。妹妊娠させたらどうしようってバカ面してた 兄貴の顔ケッサクだったよ」 京介「うぜ――痛ええっ!」 桐乃のパンチが再びアゴを捉えた。 桐乃「あんたがうざいとか言うとムカつくのよね」 京介「ひでえ……」 ―――――― 次の日 放課後の教室 京介「やっちまった……」 京介「どうしよう……どうしよう……どうしよう……」 黒猫「先輩」 京介「うわああああああああああああっ!!!!!」 黒猫「何?この世の終わりのような哀愁を漂わせて机に突っ伏してたかと思ったら 突然奇声を張り上げて起き上がって……」 京介「黒猫か……」
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/524.html
「あなたはもっと我が儘で、欲張りで……、諦めの悪い女でしょう? 遠慮なんて――我慢なんていらないわ。 その先に私の望む未来はないのだから」 「私のことを友達と思ってくれるなら、いつもどおりの――本当のあなたを見せて頂戴」 「っ……」 桐乃は歯を噛み砕く勢いで軋ませた。 我慢してるだって?桐乃が?一体何を。 黒猫に別れの真意を問うためにやってきたはずなのに、やっと会えた黒猫は桐乃とわけのわからない問答をしている。 桐乃が、俺と黒猫が付き合っていく上でなにやら我慢しているという。 「言うよ、言えばいいんでしょ!」 それってつまり、つまり…… 「あたしは、あんたの一番がいいの!誰かに取られちゃうってのがイヤなの!」 「っ!お前、それって……」 まさか、そんな、こいつが、桐乃が俺のことを…… 「あたしはあんたの一番じゃなきゃイヤ!」 その我が儘な叫びは、黒猫に追い詰められてようやく口にした、俺の妹の本音だった。 俺があのとき叫んだものと同じ、剥き出しの感情だった。 桐乃はまっすぐに黒猫の目を見つめ、己の本音を全てぶちまけたのだ。 あれ? ちょっと待ってくれ。 それってつまり、 「瑠璃の一番じゃなきゃイヤなの!」 響き渡る叫び。 その叫びが全てを消し去ったのか、立ち込めていた霧が嘘のように消えた。 太陽に照らされ、吹っ切れたように胸を張る我が妹。 「………へ?」 黒猫の唖然とした呟きが聞こえる。 えーっと状況をまとめてみよう。 『俺は妹に付き添ってもらって彼女を連れ戻しに来たら、 いつの間にか妹が彼女に告白していた』 頭がどうにかなりそうだった。 「な、ななな、なにを馬鹿なことをっ!」 「馬鹿なことじゃない!」 桐乃はもう俺のことなんて存在も忘れてしまったようだ。 両拳を握り締め、黒猫だけを見て―― 「あの夜、あんたに相談されて、あんたがマジで兄貴のことが好きだって、『告白してもいい?』って聞いてきて、 ホントはイヤだったけど、でもあんたが一生懸命勇気振り絞って想いを伝えようとしてたの、邪魔なんてできなかった。」 桐乃の独白は続く。 「でも、やっぱりきつくて、あんたたちの仲応援したこと後悔しそうになった。 だから兄貴が振られたって聞いたときは正直ほっとしたの、これで元通りまた遊べるのかなって。 でも、あんたあんなに好きだって、何よりも好きなんだって言ってたのに納得できなくて、 しかもあたしの前からもいなくなるなんて、絶対許せないって。 絶対見つけ出してなんでこんなことしたのか聞き出してやるって思った。 それがあたしが今ここにいる理由。」 なんてやつだ。 前々から黒猫のことを好きすぎるやつだなとは思っていたが、まさかここまでとは。 つまりこいつは、自分の前からいなくなった黒猫を許せなくてここまできたということか。 って、おいおい。 「ちょっと待ってくれ!お前、俺がなんで振られたのか問い詰めようとしてくれてたんじゃないのかよ!」 すると俺の言葉に『あ、そういえばあんたいたんだっけ』といっためんどくさそうな顔を向ける桐乃。 「はぁ?あんたが振られた理由なんて明らかじゃん。あたしすぐ思いついたし。言っとくけど、瑠璃から全部聞いてんだからね。」 「な、なんだよ?」 「あんたが太ももやお尻ばっかりチラチラ見てたってこととか、ことあるごとに胸触ろうとしてきたってこととか。 つまり身体が目当てってことじゃん、マジ最低」 「ちげーよ!俺は本気だよ!俺は本気で黒猫が大好きだよ! ただ、そりゃ俺だって健全な男だし、頭ではわかっててもな、そういうことだって仕方ないだろ。 俺自身はあくまでプラトニックに、だな」 言い訳じゃないよ。黒猫だって許してくれてたし。 痛いところをつかれた俺をさらに桐乃はたたみかける。 「へー、プラトニックねぇ。この前夜中にわざわざ家抜け出して遠くのコンビニにまで買い物行ってたけど何買ってきたの? 言ってみなよ、ねぇ」 「ぎゃーーーー!!!な、なんで知ってるんだ!」 絶対気づかれないように電気もつけずに、コッソリと家を出たのになんでバレてんの? 女ってのは皆エスパーなのか? 「あああれはだな、決してやましいものではなく受験勉強してたら小腹がすいて…。 違う、黒猫そんな目で見ないでくれ」 そんなこと言われてもだな。 期待しちゃうだろ、万が一ってこともあるだろ、そういうことあったら何も用意してなかったらそれはそれで駄目だろ。 「あーキモ。これじゃあ愛想尽かされるのも当然よね。」 そして桐乃は黒猫に向かい直し、高らかに宣言した。 「ねえ瑠璃、こんなやつよりあたしと付き合ってよ」 「え?え?」 いまだ狐につままれたような黒猫。 突然のことで頭がついていっていないんだな、俺もだよ。 「……あたしのこと、嫌い?」 「べ、別に嫌いってわけじゃ……」 女ってズルイ。あんな悲しそうな顔で言われたら誰だって否定できるわけねえじゃん。 桐乃はすぐに満面の笑みを浮かべた。 「じゃあいいよね、あたしたち、一番の親友だからオッケーね」 「し……親友……、でも、あなたは女で……」 そうだそうだ、言ってやれ黒猫! 「その……気持ちは嬉しいけど、私も女で……女同士だし……」 「いいじゃんそんな些細なこと。あたし、あんたのこと大好きだし、絶対泣かせたりしないし、 これからもずっと一緒に幸せになりたいって思ってるから。」 「桐乃……」 なんという男らしさ。 黒猫は頬を真っ赤に染めて、瞳をキラキラと輝かせている。 デレデレだ。もう誰がどう見てもデレデレだ。 エロゲーならこの後キスしてエロシーンが流れた後エンディングが流れるのが確定だな。 ってちょっと待て! 「おい黒猫!なあ、お前俺に言ってくれたよな、ずっとずっと永遠に好きだって。 あれは嘘だったのか?もう俺のことは嫌いになったのか?」 「え?嘘じゃ、ない。嫌いになんてなってない……」 がんばれ俺、ここでやれなきゃ、お前は一生彼女を妹に寝取られた負け犬決定だぞ! 自分に言い聞かせ、まくしたてる。 「すまん!俺が悪かった! ほんのちょっとだけ、エロいことも期待しててすいませんでした! でもお前のことが好きなんだ!お前がいなくなって超後悔した! 俺は確かにいい彼氏じゃなかったかもしれないけど、俺と別れるなんてやめてくれ! 俺はお前がどこに行こうと、地球の反対側だろうと、違う世界に行こうとも絶対離さないぞ!」 「京介……」 フ、今度は俺の眼差しに黒猫のハートは打ち抜かれてるぜ。 しかし桐乃も口を挟んでくる。 くそ、負けるもんか! 「なあ黒猫」「ねえ瑠璃」 「「どっちと付き合うんだよ!(のよ!)」」 見事にハモった。 幾ばくかの静寂の後、 「ク、ククク、あっはははははははは!!!」 うおっ!黒猫が腹抱えて笑うとこなんてはじめて見たぞ。 今のやり取り、そんなにおかしかったか? ひとしきり笑い、目じりの涙を拭いながら黒猫はゆっくり語りかけてきた。 「はぁはぁ、ねえ、桐乃、教えて頂戴。 あなたって私が京介と付き合うってことになって、兄を私に取られるとは思わなかったの? 京介が言っていたみたいに、あなたも兄に恋人が出来るなんて我慢できない、なんて思わなかったの?」 「そりゃあたしだってさ、ぜんぜん知らない女と兄貴が付き合うってのならイヤだよ。でも兄貴はさ」 チラッとこちらを見て笑いながら続ける桐乃。 「兄貴は、例え彼女ができたとしてもあたしのことをほったらかしにしたりしないんだってわかったからさ。 世界で2人しかいない兄妹なんだから、そのことは絶対変わらないんだって、すんなり納得できちゃった」 「じゃあ京介、あなたは、こんな桐乃をどう思う? 貴方の大切な妹は、彼氏より彼女を作りたいみたいだけど」 その問いには苦笑するしかない。 「俺は確かに彼氏なんて作らないでくれっていったけどさ。 こいつが本当に好きなやつがいて、相手もこいつのことを本当に大切に思ってくれるなら、 そのときは俺が諦めるしかないさ。男だろうと、女だろうとな。 まあこいつは前からお前のこと本当に大好きだったし、お前もこいつのこと大好きだったろ? こうなってしまうのも、仕方ないのかもしれないな」 黒猫はそのまま顔をうつむける。 「そう……。ククク……そういうことね。……まさか事態がこんなに進んでいたとは、 我が予言書の終末の、さらにその先にあっさりと進もうとするなんて、 ……本当に……本当に業の深い兄妹ね」 そう言って顔を持ち上げた黒猫は、今までに見たどんな笑顔より綺麗だった。 俺には、次に黒猫が言う言葉がはっきりとわかっていた。 桐乃も同じだろう。 なんせ俺たちは、兄妹だからな。 「いいわ、これからも、3人で仲良く付き合っていきましょう。」 桐乃に負けじと黒猫に抱きつくのに必死で、その後のことはよく覚えてねえよ。 ――――その後 「「松戸!?」」 なんと、黒猫は父親の仕事の都合で引っ越すものの、実は松戸に引っ越すだけだという。 ここには家族旅行で来ているだけなんだとさ。 確かに転校するから俺にとっては寂しくはなるが、すぐ近くなので遊べないわけでは全然ない。 結局黒猫がなんで別れようっていったのかも、今日だって何が言いたかったのかもよくわからなかったが、 でもそんなこと、もうきっと関係ないんだろう。 俺は俺がやりたいことをやる、ただそれだけだ。 「なーんだ、あんたを我が家で養っていくために仕事増やさなきゃって思ってたんだけどなぁ」 いったいなんなんだよ今日のこの妹様の男らしさは。 これじゃあなんか俺甲斐性ないみたいじゃん。 「フフ、落ち着いたらまた招待するわ」 「うんうん、楽しみにしてる。 ところでさ、別に他意はないんだけど、ずっと外にいたから汗かいちゃった。 瑠璃はこの近くに泊まってるの?温泉入ろうよ、温泉!」 黒猫の手を引っ張り歩き出す桐乃と一瞬目が合う。 にやりと笑いやがった。 くそ、こいつの好きにさせるか! 「おい、待てよ瑠璃!」 「あ……、今……、名前……」 俺の呼びかけに驚いた顔で振り返る黒猫、いや瑠璃。 あれ?今俺すんなり名前で呼べたぞ。 今まで恥ずかしくてどうしても呼べなかったのに。 よーし、この勢いでいくぜ。 「貸しきり露天風呂なら3人で入れるぞ!そこでパンフレットもあったし」 「死ね!変態!」「地獄に堕ちなさい」 二人に殴られた。 End